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小児の虫歯治療

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小児の虫歯治療について

子供の歯(乳歯)は抜けてしまうので気にしていませんという声をよく聞きます。

実はお子様の時に乳歯が虫歯にかかってしまうと、永久歯のスペースが減ってしまい、歯並びに大きな影響を与える事がございます。また乳歯に大きな虫歯がある場合、これから生える永久歯の形、色が一変し一生悩み続けることとなってしまうことことがございます。お子様の歯に異変がございましたらすぐにご相談ください。

また虫歯や歯周病菌は人から人へと感染します。子供がかんばってよぼうしていても、お友達からの感染、パパ、ママ、おじいちゃん、おばあちゃんなど様々です。日々ご家族全員で虫歯の予防をして、お子様の歯を健康に成長させてましょう。

虫歯の治療は大きく2つに分かれます

虫歯の治療は歯の治療と根の治療の2パターンに分かれていきます。
虫歯の進行状態と進行状態に応じた治療方法を説明致します。

 

歯の治療…
C0 虫歯になりかけています(白茶色)
C1 エナメル質に限局する虫歯(茶黒)
C2 象牙質に達する虫歯(しみる)
根の治療…
C3 神経に達する虫歯(ズキズキ痛い)
C4 顎の骨が溶けている

虫歯の治療 C0 (初期齲蝕 脱灰歯)

再石灰化を目標に治療をします。初期齲蝕歯、脱灰歯は元に戻せる可能性があります。

 

【治療法】

■シーラント法
なかのキッズデンタルでは、柔らかい材料のシーラント材を使用します。
硬い材料では乳歯を傷つけ、1部が剥がれてしまった場合、汚れが停滞し逆に虫歯になりやすくなってしまいます。検診時毎に剥がれていないかも毎回チェックする事で長期の虫歯予防につながります!

■フッ素塗布
再石灰化することにより、虫歯に多くのミネラルが吸収されて初期虫歯が治っていきます。

 

虫歯の治療 C1 (エナメル質齲蝕)

このステージから歯を削って治療します。
C1エナメル質齲蝕では、麻酔をせずに施術できます。
このステージで治療を開始すれば永久歯に影響はありません。
 

 

【治療法】

■シーラント法
C0と同じく柔らかい材料のシーラント材を使用します。
硬い材料では乳歯を傷つけ、1部が剥がれてしまった場合、汚れが停滞し逆に虫歯になりやすくなってしまいます。検診時毎に剥がれていないかも毎回チェックする事で長期の虫歯予防につながります!

■CR(コンポジットレジン)
コンポジットレジンとは、光で硬化する歯科用の白い樹脂素材を詰める方法です。

金属に比べて削る量が少なく、色も歯に合わせることができます。

虫歯の治療 C2 (象牙質齲蝕)

象牙質はエナメル質より柔らかいため乳歯は特に進行が早くこの頃から歯が痛み始めます
痛みが出そうな場合、白いプラスチックで埋める前に白いキャップで歯髄を保護します(痛み防止、歯をできるだけ長持ちさせるため)

 

【治療法】

C2を超えると虫歯が神経に到達するようになります。下記3つの方法で神経を守ります。

■ベースセメント(保険対応)(色は白色)
7日~14日間かけキャップを固め、痛みが無いか確認して、白いプラスチックで上から詰めて治します。
★ドックセメントのように虫歯予防歯質を硬くしたり、無菌化はできません
 

■ドックセメント(自費診療)(色は薄い茶色→白に変化します)
歯髄に近接する虫歯で柔らかくなってしまった部位を硬く、無菌化することで、歯髄を出来るだけ長く持たせることができます
7日~14日間かけキャップを固め、痛みが出ない事を確認し白いプラスチックをつめます。

■レーザー治療(自費診療)
麻酔をせず、むし歯で柔らかくなった歯質をレーザーで取り除き虫歯の穴を無菌化します。予防的に2のドックセメントを無菌化した穴へ充填し、その日のうちに白いプラスチックを詰めます。

 

虫歯の治療 C3 (神経に達する齲蝕)

我慢できないほどズキズキしてきます。

痛みを感じる神経に虫歯が到達しています。

【治療法】

■根っこの治療
神経がばい菌に感染しているため、C3より根っこの治療を行います。神経を取った歯の寿命は短くなります。永久歯萌出前に抜けるか我慢出来ない痛みが出てきた場合、抜歯の対象となります。
根っこの治療は最短で4週間かかります。
1週間毎にお薬の種類を変え根っこの最先端までお薬を効かせて腫れないようにします。腫れないようになれば神経に変わるお薬を根っこに入れ白いプラスチックで蓋をします。

 

虫歯の治療 C4 (顎の骨に膿の袋ができる)

慢性期、急性期を繰り返し、突然痛くなる。夜も眠れないくらい痛い。
歯茎に膿の袋が出来る。噛むと激痛が走る

【治療法】

■根っこの治療もしくは乳歯の抜歯
根っこの治療が出来る場合は歯を残せる場合がございますが、永久歯に悪影響を起こす可能性がある場合は乳歯を抜歯する事がございます。

乳児のむし歯について知っておきたいこと

1.歯と歯の間にできやすい

乳歯の虫歯がよくできるところは、奥歯の歯と歯の間で、見た目にはよくわかりづらく、虫歯が進行しても気づくのが遅れ、突然穴が開いてしまいます。奥歯の歯と歯の間は詰まっているので、デンタルフロスを使わないと汚れが残ってしまいます。歯医者でレントゲンを撮って初めて気づくことも多いのです。

2.乳歯の虫歯は最初は黒でなく白い

乳歯の虫歯は大人の虫歯のように黒ではなく、白いことが多く虫歯になっても気づかず進行してしまいます黒い虫歯はゆっくりと進行する虫歯で、白い虫歯は早く進行する虫歯です。乳歯は歯がやわらかいので早く進行する白い虫歯が多いのです。

3.痛みが出にくいので虫歯の進行に気づきにくい

子供はまだ痛みの感覚が発達しておらず、痛みがあっても気づきにくいので虫歯が大きく進行してしまうことが多いのです。虫歯の痛みで感じるよりも、虫歯で穴が開いて、そこに食べカスが詰まって歯ぐきが腫れて痛い場合が多いのです。痛みは出たり引いたりしますので、子供が痛いと言っても、次の日には治ってしまい、見過ごされてしまうことがあります。食べ方や仕上げ磨きの時に小さな変化を見逃さずに、観察してあげることです。

4.乳歯の虫歯は食事の変化で進行が早くなる

子供は発達するにつれて味覚が変わっていき、母乳、離乳食、おやつなど食感、味覚が発達し、経験によって味を覚えていきます。おやつなど甘いものを覚えて行くと量も増え、歯を溶かすスピードも速くなり乳歯の虫歯の進行が早くなります。

5.乳歯はエナメル質が薄い

歯の表面は体の中で一番硬いエナメル質でおおわれていますが、乳歯のエナメル質は大人の半分しかないので虫歯の進行が早いのです。お口の中では食事の度に歯が溶ける(脱灰)と溶けた歯を戻す(再石灰化)を繰りしえしています。虫歯がエナメル質内であれば再石灰化で治る可能性があります。しかし、その下の柔らかい象牙質まで入ると虫歯は一気に広がってしまいます。

6.乳歯は虫歯になると神経まですぐに進行してしまう

乳歯は神経が大きくエナメル質と象牙質の厚みが薄いために、虫歯になると直ぐに神経まで進行します。乳歯は永久歯と生え変わりを行う時に神経があることによって乳歯の根を溶かし永久歯との生え変わりをスムーズに進めます。そのため乳歯の神経は大きく、虫歯になるとすぐに神経まで進んでしまいます。

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